キャッチボールでいい音を出したい
キャッチボールでいい音を出したい
--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--
キャッチボールで「パァン!」といい音がする、
ピッチャーが投げた球がキャッチャーミットに入る際に、
「スパァン!」という音がする。
これはボールを投げた方にも捕った方にも気持ちいい瞬間です。
このいわゆる「捕球音」はどうしたら鳴るのでしょうか。
音を出すためには、グラブの真ん中(芯)の部分に、
しっかりとボールがぶつかっていくと音が出ます。
野球のボールは主にグラブの芯にボールを当て、
その衝撃を吸収してからつかみます。
特に内野用のグラブは、芯がしっかりしていて、
それによって手やグラブが傷みにくくなっています。
キャッチボールでついついネットの部分で捕ったり、
自分にとって遅い球だからと掴みに行ってしまうと、
こういった気持ちの良い音は出ません。
ですから、しっかり音を鳴らしたいのであれば、
ボールがグラブに入ってくるように待つ必要があります。
そして、グラブが適切に面を作って立っている必要があり、
それが上手にできると捕球もしやすく、
捕りこぼすことも少なくなります。
つまり、いい音が鳴っているなら、
補球がうまくできているということになります。
審判はどの時点で捕球を判定するかというと、
グラブの中までは見えませんから音を頼りにします。
感覚的な話になるのですが、
送球が来てアウトかセーフか際どいタイミングでは、
捕球音がきれいに鳴らないとセーフになりやすいです。
きれいに音が鳴っていると落球やお手玉も少ないので、
それで自信をもってアウトをジャッジしやすいのです。
ですから、内野手はキャッチボールの時から、
上手く音を出せるような捕球を意識しておきましょう。
キャッチャーにとってはピッチャーを乗せるためにも
大事なキャッチの技術です。
上手なチームはキャッチボールから音が違います。
ぜひ、音にこだわって練習してみてください。