ピッチングとは、ピッチャーとキャッチャーの共同作業
ピッチングとは、ピッチャーとキャッチャーの共同作業
--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--
ピッチャーとバッターが対戦しているとき、
実はキャッチャーにしかわからないこともあります。
それは「バッターの見え方」です。

ピッチャーはバッターに対して真正面に見すえていますが、
キャッチャーは真後ろです。
当然、両者のバッターに対する見えている光景は違ってきます。
キャッチャーはピッチャーに見えないものをピッチャーに、
ピッチャーは反対側の目線からの様子をキャッチャーに伝え、
攻め方をどうするか、意見交換をします。
ではバッターの前と後ろとでは、何が見え、
どういう違いが出てくるのでしょうか?
バッターのタイミングの取り方は、振りに行くときの間の取り方や
バットの出方の速さでわかります。
たとえばバッターがストレートを待っていて、
スイングしたら遅れてファウルになった??
わざわざストレートを待っていながら、
それにタイミングが合わないのですから、
変化球を投げさせてバッターのタイミングに
近づける必要などありません。
これがわかるのはキャッチャーの目線ならではです。
ところがピッチャーは、バッターの前半分しか見えていませんから、
タイミングがどこで合っているかよりも、
「どういうタイミングで打ちにくるか」しか判断できません。
ですからバッターがどこの動きでタイミングをとろうとしているか、
キャッチャーは捕球するまでのバッターの動き、
たとえばテイクバックはどうとっているのか、
ステップしたときの足のつま先がピッチャー方向に
開いていないかどうか、などから次に投げるべきボールを
判断しなければならないのです。
キャッチャーがバッターの動きをここまで見えるためには
時間がかかります。
同じバッターを何回も、球種やコースによってどう反応するかを
観察し続けなければならないからです。
このあたりがキャッチャーがレギュラーとして、
チームを任せられるほど一人前になるのがたいへんだと
いわれるところなのです。
そしてピッチャーとキャッチャーがバッターをどう見ているか、
そしてどう打ちとるのかを共同作業することで、
「ピッチング」というものができてくるわけです。








