目指せ内野安打
目指せ内野安打
--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--
少年野球の試合を見たことがある人であれば、
プロ野球や甲子園のように簡単にアウトは取れないことをご存知でしょう。
野球というのは、やってみると非常に難しいものです。
流れが悪いとワンアウト取るのも数十分かかることもあります。
ですから、バッティング面で言えば、内野安打も充分にあり得ます。
ちょっと野球に詳しい人であれば、内野安打のためには、
足が速いことが大切ということはわかると思います。
しかし、ある程度のレベルまでは、足の速さを考えるよりも、
相手の守備力の方が大切です。
ゴロの処理が遅い、送球が遅い、送球が乱れる、
こういった場合は結構チャンスがあると見て良いでしょう。
ですから、少年野球くらいであれば、
内野安打は積極的に狙っていいと思います。
私も野球を始めたばかりの頃は、コーチから、
「打ったらとにかく走れ」
と言われていました。
しかし、とにかく走れと言われても、そのための走り方がちゃんとあります。
まず、「打球を見ない」ということ。
バッティングセンターではないので、打った打球がどこに飛んだか、
それよりも出塁することが大切になります。
コーチに言わせると「とにかく」というのがこの部分だそうです。
ついつい目で追ってしまうものではありますが、
長打コース以外なら、
素早くバットを放して走る体勢を作るほうが良いのです。
「とにかく走る」上で注意したい点が二つあります。
ひとつ。
走るためにバッティングを崩してはいけません。
良いバッティングのためには
フォロースルーまでしっかりする必要があります。
ですが、出塁を焦るあまり、フォロースルーのときから走ろうとしてしまい、
結局打球も飛ばずに出塁できなくなったりします。
それで悪循環に陥ったり、スランプになることもあるので
注意してください。
ふたつ。
バットは投げないでください。
野球中継などを見ていると、バットを投げ捨てているような選手もいるのですが、
実は方向がちゃんとしていないと危ないのでやめてください。
私も昔、これで怒られたことがあります。
バットを振った。打てた!走らなきゃ!と思うあまりに、
急いでバットを置こうとすると、バットは思ったより遠くに飛ぶのです。
それがチームメイトや守備の人、走者に当たったりすると大変危険です。
また、バットが飛んでいくような場合は、遠心力で体が外に流れています。
このような場合は走り出す際にもバランスを崩しやすいので、
もしもこういったクセがある場合は修正した方が良いでしょう。
内野安打でもとにかく出塁したいと考えている人は、
できればミートした後に走塁動作に移るところまでしっかり練習しましょう。
内野安打を実力で引き寄せる
イチロー選手の一連の動きはまさに神業なのです。
バッティングではバットに当てれば一塁に向かって全力疾走なのですが、
野球のルール上、一塁だけは
走り抜けた後にタッチされてもアウトになりません。
つまり、一塁で止まる必要はないので、駆け抜けることができます。
ですが、この時、ちゃんと一塁ベースを踏まないといけないのですが、
走るので一生懸命になっていると踏み損ねるということもあります。
優しい塁審なら許してくれる場合もありますが、
クレームにもなりやすいのでしっかり取る方が多いです。
ちゃんと一塁ベースは踏みましょう。
焦って戻って踏みなおすというシーンも時々見ます。
また、ガッツあふれる選手が一塁に向かって
スライディングすることもあります。
これについては賛否あるかもしれませんが、
よほど練習したヘッドスライディング以外は無意味です。
スライディングをするための準備動作で遅くなります。
スライディングの最大の目的は加速ではなくタッチを回避することで、
実はスピード面ではそこまで変わりません。
スライディングはスピーディーなイメージが強いので、
言われてみるまで気づきにくいですが、そんなに速くありません。
速ければオリンピックの短距離走のラストは、
皆スライディングしてるでしょう。
ですから、それよりもしっかり走りましょう。
内野安打で出塁できるようになれば、出塁率はグッと上がります。
しかし、残念ながら内野安打を取るための練習というのは普通しません。
内野安打というのはセーフティーバント以外は、打ち損じなのですから、
練習中は監督やコーチから見ると、評価が下がるかもしれません。
そういうことを考えると、内野安打は実戦用の技となりますので、
試合の時にはこういうことも意識する、というくらいでよいでしょう。
ただ、打ち損じがヒットになるのですから、
選手としてもチームとしても役得が多いプレーではないでしょうか。
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