よくない投球フォームの影響

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よくない投球フォームの影響

小中学生の肩やひじの故障は、

ほぼすべてにおいて、不良のフォームが

関係しているといっても過言ではありません。

 

そしてピッチャーの傷害で一番多いのが、

肩とひじなのも、また事実です。

 

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よく子どもたちに、

「ひじが肩のラインよりも下がってはダメ」

指導される方がいますが、こうしたアドバイスが

重要なポイントであることに、私も異存はありません。

 

けれども、痛い箇所がひじや肩でも、

そこだけの修正だけでは解決しないことが

多いのです。

 

なぜなら、基本となる「体重移動」が

しっかりできていなかったり、

あるいは体幹が使えていなかったりするからというのが

最大の理由なのです。

 

悲しいかな、実はこのことをよく知らない指導者が多いのも

また事実なんです。

 

たしかにひじや肩を上から振れるようにすれば、

ひじや肩にかかる負担は軽減し、

痛みは減少されることでしょう。

 

ただし、その分股関節に負担がかかり、

股関節を痛めてしまいます。

 

そのことによって、股関節の稼動域が狭くなり、

結果として肩やひじを痛めてしまうのです。

 

ただし、一般的な指導者の方々の場合ですと、

よくない投球フォームが原因だとはいっても、

的確に指摘して修正することは難しいと

考えるべきでしょう。

 

大切なのは、子どもたちが自分の弱い部分を把握し、

自分で身体の異変に気づけるようになることです。

 

……というのが理想なのですが、

現実はこうはうまくいかないもの。

 

なぜなら、身体の異変に気がついても、

どう対処したらよいか、子どもはもちろんのこと、

周辺の指導者であるはずの大人までもが

理解していないというのが現実なのです。

 

子どもたちは必死に練習し、試合に備える。

そして試合でも勝利を目指して必死にプレーする。

 

その過程で、ケガをすることだってあるでしょう。

とくに肩やひじは、ときには致命的なケガにさえ

なりかねないのです。

 

それを救ってやることができないもどかしい現実。。。

私としてはいたたまれない、という現実を

突きつけられてしまうことが、時折あるんです。

 

 

Muryou

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