キャプテン選びで大切なこと

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キャプテン選びで大切なこと

 

--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--

 

キャプテンになる子は、周りの子たちに信頼され、
認められていることが大切です。

 

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その一方で指導者は、
「キャプテンの性格を把握すること」が重要となります。

とくに注意しなければならないのは、
「子どもたちには子どもたちの世界がある」
ということです。

子どもたちは、指導者にモノをいうこともあるでしょうが、
それがすべて本当の顔であるとは限りません。
裏を返せば、「大人の前では絶対にみせない顔がある」
ともいえるのです。

 

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指導者の前、友達といるとき、家族といるとき、
学校生活ではどうなのか……
あげたらキリがありませんが、それぞれ違った顔を
みせたっておかしなことではありません。

これは決してよいとか悪いとか、そういうことではなく、
大人であれ、子どもであれ、人はすべてそのような面が
あるということです。

それではどうやって、その子の性格を把握すればよいでしょう?
それは周囲の子たちにたずねてみることです。
こういうと、「なんだ、そんなことか」と
思いの人もいらっしゃるかもしれません。

けれども隠れた一面を知るには、情報を収集し、
そこから指導者が分析してみることは大切なのです。

 

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あるとき、スクールで選手のお父さんから相談されました。

新チームになってキャプテンを選出するにあたり、
仮にAくんとしておきますが、Aくんは人間的にすばらしいと思い、
指導者は彼をキャプテンに選出しようと考えていたというのです。

ところが、周りの子に聞いてみたり、注意深くみていると、
表面上はおだやかそうにみえていたものの、
実はとても神経質な一面をもっていたというのです。

具体的なことはここでは省略しますが、繊細さを通り越して
神経質な一面をもった子というのは、チームをまとめるよりも
和を乱す元になることもあります。

そこで監督やコーチがあれこれ相談した結果、
A君をキャプテンにすることをやめて、
おおらかな性格で人望もあったB君をキャプテンにしたそうです。

このようなことにも目を向けないと、よい指導者にはなれません。
一部の子から聞いた話だけを信じるのもよくありませんし、
ネガティブな話を聞いたら、「本当なのかな?」と
指導者が見聞きして、分析していくことも重要です。

キャプテンを決めるということは、
その年のチーム構成を決めていくのと同等の意味をもちます。

ですから、指導者は常に一人ひとりの子どもたちの性格や
人格などを把握しておく必要があるのです。
 


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