女子の少年野球
女子の少年野球
--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--
少年野球の中でも、女子選手が少しずつ増えてきています。
女子なので、本来は少女野球と言うべきなのでしょうが、
少年野球はもはやカテゴリーなので仕方ないですね。
女子はソフトボールで、男子や野球というイメージはあるものの、
硬式・軟式野球を志す女子は少なくありません。
実際、リトルリーグやボーイズリーグでも、
女子の選手は認められており、
中学校の部活動の総体でも出場は認められています。
小学生のうちは、そこまで身体能力に大きな差はなく、
中学に入ってからも内野手など、技術が重視される位置なら、
充分に戦力になる可能性があります。
今や、女子だけの少年野球チームもあり、
全国大会も催されるようになっているほど活況です。
ですから、希望する子がいるのなら、
野球をさせてあげるのは良いことだと思います。
将来的にソフトボールに転向するにしても、
そのまま野球を続けるにしても良い影響があるでしょう。
女子選手の場合には、注意したいのは、やはり環境です。
男女混合チームになる場合は、
特に着替えの場所などに気を遣ってあげる必要があります。
中学の部活動では男子は部室、
女子はトイレやソフトボール部の部室で着替えるなど、
なかなか辛い環境の場合も少なくありません。
小学校の高学年くらいになれば、
女性特有の問題もありますから、
体調管理にも気を遣ってあげなければなりません。
この年代の男子は全然わかっていませんから、
大人が気にして配慮してあげる必要があります。
また、野球指導者は男性が多く、
野球バカでこういう面に無頓着な人も多いので、
お母さんたちの目が大切です。
女子の少年野球選手が増える中で、
女性の指導者不足も問題になっています。
野球経験者だけでなく、マネージャー経験者なども、
こういった場合には非常に力になりますので、
経験のある方は是非チームのため、
少女野球選手のために協力してあげてほしいと思います。
NPBまでではなくとも、独立リーグなどで活躍している
女子選手もいますから、将来にわたって野球を続けられる、
そういう環境もできつつあります。
女子野球選手もこれからドンドン増えるといいですね。