少年野球の練習後のクールダウン
少年野球の練習後のクールダウン
少年野球では練習をしっかり頑張る人は多いですが、
練習後の体のケアには気を遣わない子も多いです。
大人になると練習後にも気を遣わないと体が動きませんが、
子供はあまりそういうことが無いためか、
ウォーミングアップヤクールダウンについて、
無頓着な人も多いものです。
しかし、こうした習慣は長くスポーツをする上で大切です。
たとえば、マラソンや長距離の陸上選手などは、
何kmも走る練習をした後、
最後はスローペースで走って終わります。
これは筋肉の疲労を取るために走っているのです。
筋肉が疲労している時には、血行を良くして、
栄養や酸素が良く行きわたるようにすることが大事ですが、
疲れたからと身体を動かさないでいると、
体の筋肉が硬直してしまって血行も悪くなり、
疲労回復が遅れ、体の発達にも良くありません。
筋肉にあまり負荷がかからない程度に走ったり、
また全身をよく動かして歩くこと、
そして全身のストレッチなどを行うのは、
筋肉をほぐして疲労を取るために行っているのです。
最近の子供たちは忙しいことも多いのですが、
一番良くないと個人的に思うのは、
練習後に親が車で迎えに来て、学習塾に直行というケースです。
体が大きい子であるほど、車で座っている時間は窮屈で、
体を伸ばせず、筋肉が硬直しやすくなります。
その後に塾などで授業があれば、動けないため、
さらに筋肉は固まりやすくなります。
こうした習慣がついてしまうと、疲労も抜けにくく、
そのうちパフォーマンスも落ちていきます。
一番良いと思うのは、クールダウンもして解散して、
その後に歩いて帰宅することです。
そして、家でしっかりお風呂に入り、食事もして、
たっぷり寝られるようにすることです。
体力的にしんどいと感じる時もあるでしょうが、
自分のペースで歩いて帰る中で筋肉は多少ほぐれます。
自転車も悪くはないですが、全身運動とは言い難いため、
できれば徒歩をおすすめしたいです。
練習は一日だけのことではありませんから、
ちょっとした習慣の違いが先々響いてくるものです。
最初のうちから、できるだけ良い習慣を作りましょう。