少年野球を始めるなら硬式か軟式か
少年野球を始めるなら硬式か軟式か
少年野球といえば昔は軟式野球ばかりでしたが、
最近は硬式野球をするチームも増えてきています。
その理由はやはり、将来の硬式野球への対応にあり、
特に少年硬式野球出身の選手で活躍しているプロ選手も
多くなっていることが影響しているのでしょう。
では、少年野球を始めるにあたり、
硬式と軟式、どちらから始めるべきでしょうか。
年代によって多少違いはありますが、
小学生くらいなら軟式野球をまずは推します。
軟式野球のボールは硬式のボールよりも、
体も小さく力も弱い小学生には扱いやすいですし、
当たっても硬式球ほど痛くはありません。
(痛くないとはお世辞にも言えません)
まずは野球に慣れ、楽しむという点では、
軟式野球から始めるのがよいのは間違いありません。
ただし、小学校の高学年や中学生で、
体格的にも恵まれていて、
本格的に野球はしていなかったけれども
運動神経などには自信があるという場合は、
硬式から始めた方がいいかもしれません。
理由はいろいろありますが、
・硬式から始めてしまった方が将来有利になる
・軟式から硬式に変わる際に道具などの変更でお金がかかる
というのが主な理由です。
高校になって軟式から硬式に移った場合、
ボールの変化に慣れるまで、
2~3か月ほどかかると言われています。
その期間に大きく差がつく可能性もありますから、
最初から硬式野球をしておいた方がいいのです。
また、軟式野球と硬式野球では、
ボールだけでなくバットも違います。
そのため、野球用品のいくつかで買い替えが必要で、
同時にユニフォームなどの変更などもあれば、
それだけお金がたくさんかかることになり、
保護者としても負担が増えるのです。
最初は軟式野球がよいと思いますが、
それだと硬式野球で後れを取る心配があります。
軟式野球から硬式野球に切り替えるなら、
軟式チームを卒業するタイミングなどがベストです。
ただこの場合、切り替えてから色々準備するのではなく、
切り替える前から少しずつ体も道具も準備するのが
賢い方法です。
どちらを選んでも、場当たり的に考えず、先を考え、
よく周囲と相談しながら決めるようにしてくださいね。