左利きの少年野球選手は有利なの?
左利きの少年野球選手は有利なの?
--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--
野球だけにとどまらず、
多くのスポーツで有利とされる「左利き」。
左利きの少年野球選手は有利なのでしょうか。
結論を先にすると、左利きだからと言って、
特別すごいことはありません。
左利きだから遠くに投げれるわけでも、
打球が強いわけでも無いからです。
ただ、レギュラー争いという観点で言うなら、
間違いなく有利だとは言えるでしょう。
左利きというのは多くないからであり、
また左利きの方が有利なポジションがあるからです。
左利きが有利なポジションは、
ファースト、ライトが挙げられます。
このポジションでは、補球の際に、
向きを変えることなく投げることができるからです。
逆に言えば、サードやレフトでは、
向きを変えるための一歩が余計に必要となるため、
不利となってしまいます。
左利きの場合、ピッチャーになることも多いですが、
ピッチャーもあくまで実力勝負ですから、
実力が無ければオプション程度で終わります。
多少のポジションでの有利不利はありますが、
大事なことはやはり実力をつけることなのです。
打撃面では、左利きだと左打席が多くなりますが、
今は右利きでも左打席に立つ子も多いので、
そこまで有利ということもありません。
一塁方向に引っ張って打てるという点では、
打ちやすいのかもしれませんが、
引っ張るために大振りをしがちで、
伸び悩んでいる人も多いです。
引っ張って打つにしても、ミートを大事にして、
また左右に打てるように練習はしておきましょう。
左利きの少年野球選手というだけで、
野球が上手くなるわけではありませんから、
有利不利を論じる必要はありません。
確かに希少価値がある左利きの選手は、
うらやましい気持ちになることはあるでしょうが、
左利きだから大成するわけでもありません。
ダルビッシュ選手も田中将大選手も岩隈選手も
みんな右利きのピッチャーです。
強打の左バッターだった松井秀喜さんも、
利き手は右でした。
大谷選手だって右利きです。
あまり左利きのイメージにとらわれると、
それが自分に限界を作ってしまうようになります。
右か左かが問題ではありません。
取る、投げる、打つ、それが問題です。
カッコイイ雰囲気があることは否定しませんけどね。