野球で大事な体作り
野球で大事な体作り
野球はバスケットボールやサッカーなどと比べて、
体格がガッシリした人が多いのが特徴です。
もちろん、たくさん走ったり跳んだりすることがないため、
走って痩せる効果が少ないというのもあります。
しかし、しっかり体作りをしないといけないのは、
もしもバテるとパフォーマンスが大きく落ちるからです。
野球が他の球技と大きく異なる点のひとつに、
ボールの他にも道具を使う競技だということがあります。
子供よりも大人の方がよく理解できると思いますが、
疲れてくると何でも重たく感じるものです。
場合によっては、自分の体すら重いはずです。
それでもヘルメットをかぶってバットを持ったり、
グラブをもって守備位置に体を運ぶ。
キャッチャーならプロテクターまで装備する必要があります。
これらは元気な時にはさほど重量を感じないはずですが、
体力が落ちてくると、急に重く感じられてくるのです。
週に1回程度の練習で気になることはないかもしれませんが、
毎日のように練習がある場合には、
疲労の回復がなかなか追いつかず、
パフォーマンスが大きく低下することもあります。
練習であればまだ良いですが、
大会などで試合が続く場合には、
体にはどんどん疲労が蓄積していきますので、
コンディションはどんどん悪くなっていくのです。
当然ながら、道具の重量がどれだけ負担になるかは、
もともとの基礎体力に関係しています。
しっかり体作りをしておくことが大事なのは、
競技力を上げることや、
コンディションを維持するために加え、
疲労時のパフォーマンスの低下を小さくする効果もあります。
小学生中学生の時期は、まだまだ発展途上ですから、
どのように体作りをするかは先の競技人生を考えても重要です。
特に冬場は体作りが練習の中心になることも多いので、
その意味をしっかり考えて取り組みたいものです。
強いチームほど、技術以前にしっかり体を作っています。
強い体は、長く強度の高い練習にも耐えられますから、
その後の成長のための土台になってくれるでしょう。