少年野球と学童野球の違いとは
少年野球と学童野球の違いとは
少年野球と学童野球とは何が違うのか?
という質問を受けることがあります。
少年野球と学童野球は、同じものと考えても間違ってはいません。
学童野球は少年野球のひとつのカテゴリーです。
もう少し具体的に言えば、少年野球というのは年齢的には
中学生までを含むもの全部で、学童野球というのは小学生まで、
といった括りで一般的には認知されています。
全日本軟式野球連盟の正確な区分としては、「少年野球」と
「学童野球」とは区別されていて、少年野球は中学生、
学童野球は小学生のカテゴリーになっています。
しかしながら「少年野球は小学生の野球」という
イメージを持っている人も少なくないのも事実です。
確かに、最近の中学生は体も大きいですし、また野球の技術や
考え方なども少年らしくないのであまり「少年野球」という
言葉のイメージがふさわしく感じられず、
それで「少年野球イコール小学生の野球」と
考えている人が多いのかもしれません。
また、中学生たちの中には「少年」という
響きに気恥ずかしさを感じる人もいるようで、
積極的にそういう表現をせずに「軟式野球をしている」
と表現する子も多いです。おマセさんですね。
「学童」という言葉のイメージから小学校低学年だと
思っている方もいるようですが、
学童野球は小学生チーム全般を表します。
ただ、体力差もありますから大会や試合は年齢を考慮して
いくつかのカテゴリーがあるのが普通です。
ルールにも特別な違いはありません。基本的に軟式球を使って
行なわれています。
どちらにしても、「本格的に野球をやりたい人が行なうもの」と
考えられがちですが、基本的には野球を通しての少年たちの
心身の健全育成を目的に行なわれているものです。
ですから「やる気が無いならやめろ!」とか
「そんなんでプロになれると思うのか!」的な感じの場ではありません。
一部そういう指導者がいて問題になることもありますが、
これはあるべき姿ではありません。
もっとアットホームで、課外教育のようなものと
考えていただければ結構です。
見学や体験も歓迎しているのが普通ですから、
興味のある方は一度お子さんと見に行ってみると良いでしょう。