少年野球のすごい走塁

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少年野球のすごい走塁

--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--

走塁

少年野球で私が思う「すごい走塁」というのは、
二塁にいた選手が単打で本塁に帰還することです。

プロ野球などではランナー二塁は得点圏ですが、
少年野球や草野球では、実はこの形は、得点にはなりにくく、
ランナーが三塁になった場合には得点率が跳ね上がります。

ランナーが二塁から本塁に帰ってくるためには、
当然二塁分の距離を走る必要があるのですが、
この距離は23m×2で46メートルもあります。

直線距離でも、小学生なら高学年でも8~9秒くらいかかり、
また三塁を曲がりながら打球の状況判断をする必要があるため、
そこまで速くは走れません。
おそらく10秒程度はかかるでしょう。

得点が狙えるような単打が出たとしても、
内野と外野の間にボールが落ちますが、
打球の行方を確認してからスタートを切るなら、
外野手がボールを捕ってから内野に中継するまでは、
5秒もかからないものです。

ですから、二塁からいきなりホームを狙うのは、
ある意味では自殺行為とも言えます。

走塁
プロは塁間を4秒台で走れて、リードも長く取り、
さらに打球の判断は、ほぼ走塁コーチに任せています。
つまり、それだけ走るための準備をしています。
それで普通のヒットでも本塁に帰ることができます。

少年野球では、走塁コーチがいたとしても、
走る判断は自分でしていることも少なくありません。
また、三塁を回る時に大きく膨らんでしまったり、
コーチの「走れ」の指示が見えないこともあります。

走力だけでなく、技術やチームワーク、
そして走塁のための準備までしっかりしてこそ、
二塁ランナーのホームインがあるのです。

これができる少年野球選手、チームは、
そこまで多くありません。

走塁

逆にこれができれば、チームの得点力アップに、
大きく貢献できる「切り札」になります。

すごい走塁ができる走者がいれば、
ヒットが一本少なくとも得点できますから、
足を武器にしたい人は、盗塁だけではなく、
そういった大胆な走塁も頑張ってみてください。


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