少年野球の指導で注意すべきこと
少年野球の指導で注意すべきこと
--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--
少年野球の指導で注意すべきことについて
今回はお話させていただこうと思います。
まず、指導者たちは、「少年野球選手たちにとって指導者は絶対的」
だということを認識しておく必要があります。
これはどういうことかと言うと、
指導者の教えることは100%正しいと思っているということです。
ある程度野球を経験してきていれば、
そんなことはないとわかりますが、子供たちはまだまだそういった
分別はありません。
学校の授業で正しいことが教えられるのと同様に、
少年野球の指導で教えられる内容はどれも正しいと思っています。
ですから、100%正しいとは言えなくても、
そうなるように努力する必要があります。
変に理屈をくっつけて正しく聞こえるようにするのではなく、
正しい理論に基づいて正しい指導ができるように
研究することは、指導をする者の務めと言えます。
10年前、20年前の野球の教本に書かれていたような内容が、
もはや使えないということも時にはあります。
ですから、経験があってもブランクがある場合は、
必ず自分が勉強し直してから教えるようにしましょう。
また、絶対に子供たち一人ひとりを尊重してあげてください。
少年野球でも、勝ち負けを重視するあまり暴言を口にする
指導者がいますが、これは良くありません。
指導者は絶対的なのです。人格を否定するようなことを
言ってしまうと、それはその子の心を深く傷つけてしまいます。
場合によってはイジメの発端にもなり得ます。
そうしたリスクがあることを理解した上で、
人格的な言葉のかけ方によって指導を行なってください。
そして、できるだけ一緒に汗をかきましょう。
子供たちの世界、特にこの時期の男子の世界は実力社会です。
ケンカが強い子が偉く、頭のいい子が偉い、わかりやすい
能力がある子がとにかく偉く見えてしまう時期です。
一緒に入ってみて、プレーを見せてあげてこそ、尊敬もされますし、
その言葉に耳を傾けてくれます。
キャッチボールひとつでも、わかる子は実力をわかって
真剣に師事するようになります。
少年野球の指導者の方々はいつも大変なご苦労をしていると
思いますが、ぜひ良い指導をするためにも、
上記のことは何度も確認してほしいです。