野球ママたちの軟式少年野球
野球ママたちの軟式少年野球
--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--
野球少年といえば軟式少年野球をひたすら頑張っている
子供たちですが、最近は野球ママたちもずいぶん増えたと思います。
大好きな野球をしたかったけど、女性だからということで
十分に出来なかったという人もいるでしょうし、
また野球はしたことがなかったけど、
子供たちを通して野球が大好きになったという方もいます。
いずれにしても、野球ママたちの軟式少年野球に対する
熱意は並々ならぬものがあり、選手顔負けの方もいらっしゃいます。
子供の野球関係のスケジュールを子供よりも知り尽くし、
さらにママさんネットワークを駆使して子供たちの情報を集め、
子供たちの道具の準備やコンディション調整のための
食事作りに余念がなく、練習や試合の際にはかなりの
確率で駆けつけます。
試合ともなれば、我がことのように応援席で喜怒哀楽を表します。
そして選手やチームのために
少しでも良い記録を残そうと写真やビデオを撮ります。
勉強熱心で、野球教室で個人指導をしていても、
道具を買いに行っても、子供より質問が多いということも
珍しくありません。
そんな野球ママたちにとっては、
軟式少年野球はある意味「夢」でもあります。
野球ママたちは少年野球を通して「子供と一緒に何かを成したい」
と思っているのです。
それがたとえば、人がうらやむような栄光ではなかったとしても、
一生懸命打ち込むことによって親子の絆を深め、
また自身の生活にハリを持たせたいと願っています。
直接自分がグラウンドに立てないからこそ、
難しく、やりがいもあるのです。
そして、子供たちが活躍した時に感じる
達成感は自分で行う以上のものを感じます。
そういう意味では監督やコーチと何ら違いはありません。
野球ママたちの軟式少年野球は、
子供が野球をしている限り終わりません。
子供が気付いていなくても、二人三脚でいつも一緒に走っています。
紫外線を気にしながらも現場に足を運んでくれる野球ママたちも、
白球に夢を託す少年野球の隠れた主役たちなのです。