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野球少年の指導で困ること(1)



私たちのスクールには、少年野球から中学生、はたまた社会人まで幅広い世代の方が訪れます。


なかでも少年野球の子どもたちの指導が多くなってしまいがちですが、最近はちょっと困ったことも。


ある少年野球チームに所属しているA君は、運動能力もそこそこあるものの、野球の技術はまだまだといった感じでした。


けれども、コツさえつかんでくれれば、「面白い選手になりそうだな」と

私たちスタッフも期待していたのです。


そんなある日、A君のバッティング指導をしていたときのこと。

A君は普通のバッターよりもかなり広めのスタンスで

構え、そしてスイングをしていたのです。


私はてっきり、あれこれ試行錯誤しているのかな、

と思い、本人に聞いてみると、

「いえ、この構えで打ち続けたいんです」

と大真面目に答えるではありませんか。


そこで私は、

「そんなにスタンスが広ければ打球は飛ばないし、何よりも力強いスイングができないぞ」

とアドバイスしたのです。


それでも彼はかたくなに、

スタンスを変えようとしない。


そこで私は、

「いったい何かあったのかい?」

と心配そうに聞いてみると、

彼の口から出た答えに驚きました。


「チームの監督が『お前はこのスタンスで打て』

 と言っているので、変えたくないんです」


つまり、監督の指導通りの構えなりスイングなりをしなければ、

試合では使ってもらえないというのです。


正直なところ、私は頭を抱えました。

「そういうことだったのか……」


このチームの監督さんは、個々の体格や特徴を知ったうえで指導しているのではなく、たんに自分の思い込みだけで

子どもたちを指導しているのにすぎなかったのです。


こうした場合、私たちスタッフは本当に困ります。

なぜなら、悪いところ、つまり欠点を修正すれば

よくなる可能性が高くなるのに、

それをすることすら許されないとなると、


手のうちようがなくなるからです。

とはいえ、私もただたんに指をくわえてみている

わけではありません。


次回はこのような状況のとき、

どういった指導をしているかについて、

お話していきたいと思います。



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