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野球少年の指導で困ること(2)
前回のブログでは、チームの監督の指導が間違っていても、
その通りにしなければ試合に使ってもらえない、
と笑うに笑えない話をお伝えしました。
では私たちはこのようなときどうするか。
答えは「とにかく正しい指導をすること」です。
スタンスが広いと、鋭いスイングができない。
なぜなら、股関節は足の力を上半身に伝える役割を
果たしているため、股関節の強さによって、
上半身へ伝えられる力の量が変わってしまうからです。
実はこのようなことを知っている少年野球の指導者は多くない。
これもまた事実なのです。
ではなぜ、少年野球の指導者は知らないのでしょう?
その答えは簡単、
「運動生理学など、野球に必要なメカニズムを
きちんと学んでいないから」――。
これに尽きるのです。
少年野球の指導者なのですから、
野球の基礎知識はきちんと知っているんだろうと
思ったら大間違い。
実は指導者自身は中学の軟式野球までしかやっていなかったり、
そのうえ当時はレギュラーでなかった、という人だっているんです。
もっと言えば、
「このチームの関係者に誘われたから」
「私は野球をやったことがないけど、息子がチームに所属しているから」
などという単純な理由で指導している人だっているんですから、
こうした事実を知らない親御さんにとっては
たまったものではありません。
こうなると子どもたちは悲劇です。
当たり前ですよね、
まともな指導をしてもらえないのですから、
打てない、守れないは当たり前、
下手をすると、ケガをしてしまうことだってあるのです。
冒頭の話に戻りますが、
このような状況であっても、私たちはきちんとした技術を伝えます。
正しい技術を知らないだけで、ちょっとしたコツを教えるだけで
うまくなるという子は、たくさんいるものなんですよ。
子どもたちだって、打席に立てばヒットを打ちたいでしょうし、
守備だってボールが飛んできたら、軽快にさばきたいと思うものです。
ただし私たちができるのはここまで。
後は子どもたち自身で「教えた通りのプレーをする」か、
「チームの指導者に言われた通りにする」かを考えなくてはなりません。
もちろん私たちの言った通りのプレーをする子もいます。
けれども……「試合に出られなくなる」という理由で、
後者を選択する子もいるんです。
「子どもたちを正しく指導できない指導者って何なんだろう?」
こうした事実を聞くたびに、私はやりきれない思いを抱いて
いるのは事実です。
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