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「腕のしなりを利かせる」とは?

以前、このコラムにキャッチボールのことを書いたとき、ものすごい反響をいただきました。


そこで、今回はキャッチボールについて、あらためてお話したいと思います。

私どもも野球少年たちを指導していて、野球少年、または親御さんからキャッチボールをする際、ひじと腕の使い方が分からないということをよく耳にします。


とくに理解しがたいのが、「ひじを前から出し、しなりを利かせる」こと。


これって、チームのコーチからよく言われませんか?


もちろん、この考え方は正解です。

ただ、頭で考えながらいざ練習してみると、ギコチない動きになってしまうのもまた事実でして。。。


ですから、この言葉を理解するためにも、いったん野球から離れて考えてみましょう。


たとえば、サッカーのスローイングをする場合。

サッカーのスローイングでは、ボールを両手で持って投げますが、このとき必ずといっていいほど、

ボールよりもひじが先に出てきます。


また、バスケットのシュートも同様に、ゴールを狙う際にはボールよりもひじが先に出ています。


さらに、テニスのラケットを持ってサーブやスマッシュを打つ場合、ラケットの網の部分は、必ずといっていいほど、ひじより遅れて出てくるものです。


どうでしょう?


サッカーのスローイング、バスケットのシュート、テニスのサーブやスマッシュなどは、意識しなくても自然とひじから前に出て、ひじが伸びたところでボールを投げたり打ったりすることができますよね。


じつはこれこそが、「ひじを前に出し、しなりを利かせる」野球の投球モーションと一致するのです。


日本では小さいころから野球をやらせると、その競技しかやらせない、という親御さんも数多くいます。


けれども、小さいうちは他の競技もいろいろと経験させることによって、こうしたことも学べるようになるのです。


野球の投げ方とサッカーのスローイング、バスケットのシュート、テニスのスマッシュが共通しているなんて、考えてもみなかったという方も、実は多いのではないでしょうか?


そしてこの4つには「ある共通点」があるのです。それについては、次回、お伝えしていくことにしましょう。

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