キャッチボールにかける時間は?
あなたはキャッチボールにどれくらいの時間をかけていますか?
--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--
コーチの道治です。
キャッチボールは、ランニングや準備体操を
終えた後に真っ先に行う練習としてやられて
いる人も多いのではないでしょうか?
まずはボールに触れて、肩を温めるという
意味でも合理的な順番ではないかと思っています。
ただ、このキャッチボールにかける時間というのは
どういう風に考えたらよいのでしょうか?
いくらでも時間があるのであればキャッチボールを
長い時間やっていても悪くはないと思うのですが、
部活などでメンバーが集まって全体的な練習や
実践的な練習が出来る状況なら、そちらに出来るだけ
時間を使うようにしたいというのが監督・コーチも
選手も正直なところでしょう。
しかし肩のウォーミングアップとしてはキャッチ
ボールをしっかりとこなしておきたいところではあります。
肩の温まり方は選手によっても1人1人違いますし、
体調にもよるでしょうからあくまで目安としてですが、
冬ならば寒さが気にならなくなる程度、春秋ならば
うっすらと汗をかき始める程度までキャッチボールをしておけば、
ウォーミングアップとしては悪くないかと思います。
ただ、夏は最初から汗をかいたりしているので、
ウォーミングアップの意味ではなく、
肩をほぐすという感じで自分なりに調整するくらいで
いいんじゃないかと思います。
続けて内野手ならベース間前後の距離でタイミングを
早くしての動的なキャッチボールはオーソドックスですし、
外野手同士ならば距離を広げながら遠投気味の
キャッチボールも考えて良いかと思います。
もちろんピッチャーならばボールの握りを確認しながら、
投球練習の前段階までキャッチボールでこなしておくのも
合理的ではないかと思います。
基本的には実践的な練習に必要な時間から逆算して、
どちらかというと余った時間をキャッチボールの
時間としてあてておくという考え方も多いかもしれません。
不必要に長い時間キャッチボールをやっていても、
集中力を欠いておかしな投げ方をして
肩や肘を痛めることも考えられます。
しっかりと集中してキャッチボールを行うためにも、
パターンごとに時間を区切って定められた時間で
キャッチボールを行うというのもチーム練習では
考えた方がいいです。