バッティングの基本練習
少年野球選手に必要なバッティング基本練習
--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--
ひとえにバッティング練習といっても
いくつかの練習方法が存在します。
「素振り」
「フリーバッティング」
「トスバッティング」
「ティーバッティング」
といったところでしょうか。
実際、挙げてみると
「ああ、4つぐらいしかないか」
と思うのですが
この4つの中でも、さらにバリエーションがあります。
例えば素振りでも
いつも使っているバットではなく
「重いマスコットバットを振る」
という方法もあります。
フリーバッティングでいえば
「人が投げる球を打つ」
「ピッチングマシーンの球を打つ」
に分かれます。
試合形式で守備に就いた状態で行う
「シートバッティング」
というのもあります。
ティーバッティングにも
「人が下手からトスする球を打つ」
「バッティングティーに固定された球を打つ」
という種類があります。
また、ネットに向かってではなく
遠くへ打つ「ロングティー」というのもあります。
どれも大切な練習だと思います。
その中で今回は
トスバッティングについて触れます。
「ペッパー」とも呼ばれる練習方法ですね。
軽いキャッチボール程度の距離から
比較的ゆるい球を投げてもらいます。
そしてその球を、軽いバットの振りで当てて
相手の真正面に返すという練習です。
この練習は
「スイングを固めるため」
のものではありません。
「ミートの感覚」
を養うための練習です。
また
「バットを柔らかく振る」
という感覚も養えます。
そして
「ボールをしっかりと見て打つ」
という練習にもなります。
「ゆるい球をしっかりとバットの芯に当てる」
これができないと、実戦の速い球はミートできません。
トスバッティングもまた
バッティング練習の重要な基本なのです。
少年野球で、この基本が身に付けば
その後のバッティング上達の助けになります。
素振りや、その他のバッティング練習で
全力で振る時のフォームを固めるとともに
「トスバッティングでミート技術を磨く」
必要があるということです。
野球には
おろそかにしていい練習
など存在しません。
すべての練習には意味と目的があります。
その意味と目的を
選手たちに理解してもらうのも
指導者に与えられた任務なのです。
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