少年野球でもスコアブックをつけてみよう
少年野球でもスコアブックをつけてみよう
--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--
少年野球では、野球を楽しむということが目的ですから、
ついつい試合もやりっぱなしになってしまいがちです。
もし可能な人員がいれば、チーム内の選手でも良いですし、
また保護者の方でも良いので、ぜひスコアをつけてみてください。
野球では専用のスコアブックに試合の内容を記録しますが、
これを見返すことで多くの情報を得られます。
甲子園などでもスコアラーという形での参加があるように、
チームの一員として大事な位置を持っています。
スコアブックを記録するというのは非常に大事なことなのです。
強いチームは必ずと言っていいほどやっています。
スコアブックの書き方は覚える必要がありますが、
「早稲田式」「慶応式」と呼ばれる書き方があり、
早稲田式の方が圧倒的に多く使われていて、
市販のスコアブックなどもほぼ早稲田式です。
ルールを知らないといけないなど最初は難しいですが、
スコアの記録を通してより野球について深く理解できるため、
野球をするならできると良いのは間違いありません。
スコアブックを書くべきだという理由は、
それを通して試合をしっかり振り返ることができるからで、
曖昧な記憶ではなく、事実をベースに考えられるからです。
あの場面で、どうしてそのように判断して行動したのか、
それをひとつひとつ考え直すという試みが野球にも必要です。
野球は判断のスポーツでもありますから、
その判断力をいつも磨いてこそ成長していきます。
たとえて言えば、将棋や囲碁で言う感想戦のような、
ここでこうしてみたらどうなっただろう?というような、
考える材料を与えてくれるものなのです。
また、チームの状況をデータ化するためにも必要不可欠で、
個人成績やチームの傾向などを把握するにも役立ち、
そこから練習の方針が決まることもあります。
試合中に相手の配球などを分析するために使ったりもしますが、
スコアラーが全て見えるわけでないので、
これらは打者の記憶がベースになることも多いです。
スコアブックには100点はありません。
人によって多少のクセや思い違いもあります。
だから、細かいことはあまり気にしなくて大丈夫です。
不安なら、複数の人でつけて照合したら良いだけです。
慣れてくると、スコアブックを見ながらワイワイと、
試合を振り返ることもできるようになります。
スコアブックをつける練習は、野球中継を見たり、
また試合のビデオなどでゆっくりやってみると良いでしょう。
野球ゲームを見ながらつけてみるというのも面白いです。
また、強いチームのビデオからつけるのも勉強になります。
スコアブックは、つけるだけでなく、必ず読んでくださいね。
最初は難しく感じると思いますが、
やってみると面白いものですから、ぜひ挑戦してみましょう。