少年野球と水分補給

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少年野球と水分補給

ペットボトルと水

暑い季節になってくると、スポーツ中の水分補給が大切になります。

昔は練習中には水は一切飲まないというのが一般的でしたが、
最近は医学的にも完全に否定されているため、
水分補給にも気を遣う指導者が多くなりました。

少年野球における水分補給については、
選手たちも周囲の大人たちもよく理解しておく必要があります。

水分補給の目的は水分を補給することにあります。

暑い環境下でスポーツをしているなら、汗をかくことはもちろん、
体から熱気を逃がすために皮膚上で多くの水分が蒸発しています。

ですから、思っている以上に体は水分を放出していますし、
それによって体は水分を欲しがるようになります。

体重の約1パーセントの水分が失われると、
そこからパフォーマンスの低下が始まると言われています。

体が水分を欲しがるのは、もう少し水分不足が進んで、
体重の約2パーセント程度になってからだそうです。

本人が自覚するより先にパフォーマンスの低下が起こるため、
早め早めに水分は補給しておいた方が良いのです。

水を飲む少年野球選手

ちなみに、少年野球世代の平均身長と体重は、男子の場合

(小学生の場合)
6歳 116.5cm 21.4kg
7歳 122.5cm 24.1kg
8歳 128.2cm 27.2kg
9歳 133.5cm 30.5kg
10歳 139.0cm 34.2kg
11歳 145.0cm 38.2kg

(中学生の場合)
12歳 152.8cm 44.0kg
13歳 160.0cm 49.0kg
14歳 165.3cm 53.9kg

となっています(学校保健統計調査-平成29年度より)。

少年野球世代では、コップ1杯~2杯分程度の水分が失われると、
パフォーマンスが低下すると思っておきましょう。

実は筋肉というのは水分を含んでおり、
筋肉量が多いアスリートというのは、
実は体内の水分量が普通の人より多くなっています。

そのため、より水分補給が重要になります。
これは子供たちだとしても同様です。

少年野球ベンチ

また、水分補給の際には、
一緒に失われているミネラル分を補給することも大切です。

水分は比較的補給しやすいですが
ミネラル分は補給するのが難しいため、
練習の合間やミーティング中に塩飴をなめさせるなど、
他の方法も組み合わせてあげると良いでしょう。

体力をつけさせたり根性を身に着けさせることと、
コンディションを悪くすることは別問題ですので、
水分補給を軽視することがないように注意しましょう。


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