キャッチボールのできない子

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キャッチボールのできない子

 

--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--

 

 
少年野球チームの試合をみていると、
たまに「ええっ!?」と驚かされることがあります。
といっても、これは「悪い意味」でのお話。

 

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それは「キャッチボールがまともにできないチームがある」
という事実なのです。

野球をやっているんだからそれは初心者だからでは?
という疑問をお持ちの方だっているでしょう。

でもそうではないのです。

2〜3往復くらいはまともに投げられても
それ以降はワンバウンドや高めに暴投の球しか投げられない。。。

こうしたチーム、意外と多いのですよ。

だったらチームで指導者が適切な指導をすればいいじゃないか、

そうお考えになられるかと思います。

でも、そういうわけにはいかないんです。

 

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その理由は「試合数が多い」から。

少年野球の試合は、おもに土日にかけて行われるのですが、
一日で多いときには3〜4試合、こなさなくてはならない場合が
実際にあるんです。

とくにダブルヘッダーでもなく、トリプルヘッダーとかになると、
試合をするだけで精いっぱいとなってしまいます。

それはそうですよね、体力のまだない子どもたちからしたら
朝早くグラウンドに着いて、夕方になる頃には
もうヘトヘトの状態です。

このような状況で、キャッチボールの指導ができるでしょうか?
と聞かれれば、「ノー」なんです。

 

IMG 0655

 

指導者だって、「試合に勝つ」ことを念頭に置いているため、
試合前のキャッチボールよりも打順をどうするか、
先発投手を誰にするかなどで頭がいっぱいだからです。

こうなると基礎的な指導はまともに行われなくなり、
キャッチボールもついおろそかになってしまう。
これって変だと思いませんか?

ノックを受けさせたり、トスバッティングなどは
しっかりやらせても、その前段階であるキャッチボールが
まともにできないのに、試合に出れるなんて、
本来であれば考えられません。

でもこれこそが少年野球の現場の実態でもあるのです。

キャッチボールもまともにできない子が、
はたして中学、高校とあがってうまくなっていくでしょうか?

本人の努力もありますが、普通に考えたら難しいと
言わざるを得ません。

こうした矛盾点を現場で目にするたび、
子どもたちはかわいそうだなと思ってしまうことが
しばしばあるものなんです。
 

 

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