少年野球のエースの条件

Pocket

少年野球のエースの条件

--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--

ピッチャー

 

少年野球では各チームにエースピッチャーがいるものですが、
名実ともに「エース」と呼ばれるには、どのような条件が必要でしょうか。

何となく、ボールが速い子をエースと言いたくなりますが、
ピッチャーというのはボールが速いことが全てではありません。

これが基準になると、少年野球のエースはほぼ上級生になってしまいます。

私が思うにエースの条件とは、

  • ストライクが安定して入る
  • 精神的に強い
  • 勝てる

の三つを備えていることです。

これは少年野球だけでなく、中学野球、高校野球と進み、
大人になって草野球や社会人野球、プロ野球をしてもそう変わりません。

 

少年野球ピッチャー

 

まずストライクが安定して入るのは、ピッチャーとしての必須要件です。
しかしながら、小学生の野球ではこれがまず難しいものです。

相手もボール球でも手を出してくれることも多いですが、
それに助けられることなくしっかりストライクを入れることができる、
それが第一の条件です。

ストライクが先行するということが大切ですし、
ストライクゾーンにボールを放ってこそ、相手もバットを出し、
ゴロやフライに抑えることができます。

ボール球はあくまでストライクの失敗や、ストライクを取るための手段でしかなく、
ストライクゾーンにきっちり投げ込めるのがエースピッチャーです。

 

そして精神的に強いことがエースの条件です。

昔、上原浩二選手が「悪い時は悪いなりに抑えるのがエース」と言いながら、
最多勝を獲得したシーズンがありましたが、まさにそうだと思います。

悪い時は誰でもあります。
悪い時はゼロにならない以上、悪い時をどう乗り切るかが大事で、
この時に大事なのが精神力です。

ヤケにならずに、ひとつひとつアウトを取るために最善を尽くす。
それができてこそゲームを壊さないピッチャーです。

また、ピンチになっても周囲のせいにしない、
そういう強さも求められます。

成功は自分のもの、失敗は人のせい。
こういう性格では、キングにはなれてもエースにはなれません。

エースはみんなの中にいるものです。
キングは外にいるものです。

トランプでもエースがキングに勝つゲームは多いですね。
どちらになりたいですか?

 

少年野球ハイタッチ

 

最後に、勝てる選手がエースだということです。

エースというのは、ポイント制ではありません。
「この人が投げれば勝てる」というのがエースです。

実力が求められますが、「運も実力のうち」であり、
何故か勝ててしまう子だとしても、
その勝ちが続くようならエースになるでしょう。

チームで一番勝率が高く、そして皆が勝利を信じられる、
そういう子がエースピッチャーなのです。
こうしたことを考えると、投げずしてエースにはなれません。

エースを狙う投手なら、どんな機会だとしても、
上記のことを意識してアピールしましょう。

 

 


無料体験スクール

野球総合コース

スクール生の声


コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ