覚えておきたい少年野球のマメの治療
覚えておきたい少年野球のマメの治療
--今回の記事は過去の記事を編集・再掲しています。--
少年野球をしていると避けられないと思われるのが、
手や足の指に「マメ」ができてしまうことです。
このマメの処理、皆さんきちんとできていますか?
マメがどうしてできるのかというと、
簡単に言えば手の組織(中身)と皮膚が、
ズレてしまうことによって生じます。
お寿司などもネタがズレることがありますが、
引っ付いているものも衝撃があったり、
密着したものが引っ張られると、
それに皮膚が引っ張られてはがれ、ズレてしまい、
その結果マメができるようになります。
ズレてできた空間に汗や体液、血液が染み出し、
それが皮膚に浸透することによって、
マメのフニャフニャした皮と水分で膨れ上がった状態になります。
さて、マメの処理についてですが、
「つぶす派」と「つぶさない派」がいると思います。
基本的にはつぶさない方が良いとされます。
その理由は、皮膚が残っていることによって、
少なくとも外部からの刺激や細菌などからは
守ってくれるからです。
つぶして皮をはがしてしまうと、
それによってバリアが無くなるために、
弱い皮膚が露出してしまい、常に刺激されるために
治りが遅くなってしまいます。
しかし、つぶす派の人は皮が気になるというよりも、
その中の水分で指が張って痛いと感じたり、
何かの際にぶつけたり擦れたりするのが痛いため、
それを何とかしたいという人が多いでしょう。
つぶすのであれば、針などで小さく穴を開けて、
中の水分を抜く程度にしてください。
基本的にマメは、自然治癒によって治すしかありません。
その間にいかに外からの刺激を防ぐかによって、
治りのスピードもきれいさも変わってきます。
ですから、きちんと絆創膏をしたり、
マメがあっても野球をするなら、
さらにテーピングで保護したり、
家でも保湿のためにワセリンを塗ったりと、
きちんとケアしてあげると良いでしょう。
マメができるくらい練習してこそ一人前ですが、
マメがあるとちゃんと練習できないので抜かれます。
少年野球選手たちはマメができることにも慣れて、
毎回毎回親御さんを心配させないようにしましょう。